非エンジニアカンファレンスに参加して思ったこと
先日、渋谷にある「dots」というコミュニティスペースで開催された
非エンジニアカンファレンスというイベントへ行ってきました。
ざっと感想まとめたいと思います。
まず、なぜ、このイベントに参加をしたのか。
わたしは、最近になって人材会社からスタートアップ系IT企業へ転職をしました。
役割としては、マーケティングというもので、ブログやSNS・サイト管理やイベント対応、セミナー企画等、自社製品の認知から商談に至るまでの見込顧客育成をミッションにお仕事させてもらってます。
そんな中で感じた・思ったことが2つ
1、最近、製品に関する不具合については、システムの仕組みについての軽い問合せの一次コール対応をちらほら受けるようになった
2、自分以外のチームメンバーのバックグラウンドは元エンジニア7割。
こういった環境では、自分がもっと理解できていれば、スムーズにコミュニケーションとれるし、お客さんへの問い合わせ対応も完結できるものもあるかも!
ということで、前職で、技術専門職の方々の就業支援を行っていたので
ある程度、技術周りのキーワードも知っていたし、ふんわりではあるが
インターネットの仕組み等、色々知っているつもり…だったけど、
改めて全体を理解するために、足を運んでみることにしました。
当日は、
■nanabi の和田さん
非エンジニアがITスキルをなぜ身につける必要があるのか?について
■TECH::CAMPの真子さん
実際にIT基礎知識を学ぶ(ライブコーディングもみせてくれる!)
といった内容で、お話を伺いました。
和田さんのお話では、誰もが仕事をする上で絶対に専門性を身に着けている(はず)なので、その専門性(ex:経理とか人事とか)に、付加価値としてITスキルを身に着けることで、自身の総合力を最大限に発揮できるというお話でした。
「専門性×付加価値=総合力」
まったく今回の話とは関係ないけど、この“専門性ってどんな仕事やってても身に付くでしょ”的な言葉をきいてモヤモヤしました。
自分の専門性=仕事人としての価値みたいなもんなので、これ語れないと使えない人間なのかなーと思うとへこむ。自分の持ってるものが、果たして専門性といいきれるのか自身がないのが正直なところ。もともとめちゃくちゃ仕事できるタイプでもないし、ほかの人より人生で努力怠ってきたってのも理解してるからなー…。
でも、仕事できたら絶対楽しいだろうなって思うから、視野広げたりできること増やせるように、年齢考えずに諦めず頑張ろうと。
自分の求めているポジションではないポジションを与えられたときに、それはやりたくないからとなーなーに適当にこなすのは絶対ダメ。
求めていないものが与えられても、それを全力で向き合って成し遂げることで得られる結果は、求めていたポジションであってもそうでなくても一緒なんだろうなと、いまは思える。
ということで、和田さんの話を聞きながら過去の自分を振り返ってモヤモヤしてたけど、気持ち切り替えて、あきらめず頑張ろう!思えた時間でした。
そして、真子さんのお話へ。
とにかくこの章では、これまでわかったつもりでいたものが、すっと一つにつながって腹落ちした!ってくらい個人的にはとてもわかりやすいお話でした。
まずは、話を聞いてもってかえってもらいたいもの(ゴール)として、
「ウェブサービスに関連した基礎技術がどのような役割か「イメージできる」ようになること」を伝えられました。
この後は備忘録でざっとメモ…。
■リクエストとレスポンス
この連続でウェブサービスは成り立っている
※例:ドメイン打ち込むと、DNSサーバーにIPアドレスをリクエストする
そのあと、サーバーがレスポンスしてくれて初めてページにアクセスできる
■OSの種類
・デスクトップOS:win,iosなど
・サーバーOS:Linuxがメイン
・なぜエンジニアがMAC率高いか→サーバーOSとデスクトップOSの親和性が高いから? ※どちらもunix系
■GUI(誰でも操作できるUI)とCUI(すべてコードで操作)=対極にある
■HTMLとCSS
・膨大な情報を効率よくアクセスできるようになる仕組みとしてHTMLがうまれた。
・HTMLは情報整理するものだけ。
・サイト構成のルールを決定している役割で、デザインはCSS。
■サーバサイドスクリプトとデータベース
※過去にならったOS参照モデルの考え方はここで使える…?
ウェブサービス作るときに必要な仕組み
1、データを保存する仕組み
2、サービスの仕様を反映したロジックが必要
・サーバサイドスクリプトはデータベースから必要な情報を取得するためにある。
※WEBサービスにおいては(IoTとかだと別の使われ方しているが)
・ブラウザはHTMLとCSSだけ認識できる。しかし動かない静的表現しかできない。
・これを動的な表現を実現させるために、サーバサイドスクリプトとDB(SQL)が存在する
■リアルタイム通信(チャット等)
・“リクエストとレスポンス”の考えと異なり、通常pull型のところ、push型という考え方
※これを簡単に実現するサービスがあるので、プログラミング言語にこだわらずどっちでもOK
・Nodeだと高速処理できるってきいたからRubtかNode.jsどっちがいいか。
※Rの場合RoRにpushを簡単にできる仕組みがあるので、RoR使えば簡単にできる
■「プログラムを書くゴールは価値の尊称」
フルにコード書く必要があるのか?は重要ではない
その後ライブコーディングで、簡単な内容で、コードでリクエストしてレスポンス受ける。みたいなことをみせてくれました。
個人的には、数学の数式わかる人はコーディングの呑み込みはやそうだなって思いました。
とにかく、インターネットやプログラムの仕組みは、過去に“もっとこうしたらラクなのに”という考えて改良や変化を重ね今があるってことを考えると
得体のしれない文字の羅列ってものが、少しだけ親近感わく1日でした。
本当にエンジニアの人って尊敬だわ…
他の参加者の方の質問をきいていると、独学でコーディング勉強している人もまじっているのかなって思う、質問もでました。(何きいてるかわからない質問あったってことです)
実際来場した方は、「~みたいなサービス作りたいけど、RとNどっちが適してますか?」や「はじめてプログラミングするならどんな言語がいいですか?」
「エンジニアへの向き不向きのタイプってありますか?」などなど
積極的に質問がでていました。
そして、男女比率だと9:1くらいの参加率で、あまり興味ある女子っていないのか…?
とも思ってしまいました。最近はそんなことないって思ってたけど。
最後に、懇親会は参加できなかったですが、とても有意義な2時間半でした。
主催者のみなさま、講師のみなさま、ありがとうございました!